読書日記と日々のあれこれ

読んだ本の記録と紹介です。たまに映画も。

中華民国 賢人支配の善政主義 再読

 

学生時代、レポートのために読んだ新書を三度目の再読。

ユン・チアンの『ワイルド・スワン』『西太后』、パールバックの『大地』など、中国を描いたものを読むたびに、その広大さや歴史、政治的な複雑さに強く関心を惹かれる。

 

中国近代化の過程でどのような政治的変遷があったのか、あの広大な国を治めていくにあたりどのような政治的思想があったのか。

初めて読んだのは大学一年の頃だったも思う。予備知識のないまま(むしろこれを予備知識とするための課題本だったのだろう)読み、レポートを書き上げた。

中国で起こったことのひとつひとつは、世界中のどこかで起こったことでもあり、起こっていることでもある。

 

けれども、中国ではそれらが短い期間に次から次へと目まぐるしく起こって、まさに「激動」の時代というにふさわしい勢いで国が変わっていく印象だ。

 

前に読んだとき、後半力尽きたので、今回は時間をかけてもしっかり読んでおこうと思う。