読書日記と日々のあれこれ

読んだ本の記録と紹介です。たまに映画も。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年1-6月 読書 ベスト5

今年の1月から6月の半年間で読んだ本は72冊 その中から5冊選ぶとしたら下記のとおり。 順不同。 『平場の月』 朝倉かすみ 『三つ編み』 レティシア・コロンバニ/齋藤可津子 『外は夏』 キム・エラン/古川綾子 『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』 オリヴィエ・ゲ…

書店が好き

書店で本を眺めながらぶらぶらと棚を見て回ると、まず精神的に落ち着く。仕事帰りは一杯やるより本の背表紙を見たい。 本を選んでいると、自分が今何を考えているか、どんなことを気にしているのかよくわかる。 選ぶ本にはっきり出るから。 見ても見ても選べ…

『結婚』

原題は『立っている女』という。 韓国の作家パク・ワンソの小説だ。 旧来の結婚観、女性観と、新しい時代の新しい結婚観、女性観の間で戦う若い女性が主人公である。 女性とは社会において家庭においてどのような存在なのか。 この小説が書かれた時期は韓国…

あのころはフリードリヒがいた 

あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520)) 作者:ハンス・ペーター・リヒター 発売日: 2000/06/16 メディア: 単行本 約30年ぶりに再読したハンス・ペーター・リヒターの『あのころはフリードリヒがいた』。 1925年にドイツの同じアパートに生まれた…