読書日記と日々のあれこれ

読んだ本の記録と紹介です。たまに映画も。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中華民国 賢人支配の善政主義 再読

中華民国―賢人支配の善政主義 (中公新書) 作者:横山 宏章 メディア: 新書 学生時代、レポートのために読んだ新書を三度目の再読。 ユン・チアンの『ワイルド・スワン』『西太后』、パールバックの『大地』など、中国を描いたものを読むたびに、その広大さや…

武漢日記を読みながら3

とうとう封鎖解除が目の前、というところまで来た。新規感染者ゼロ。 そこにたどり着くまで長い時間がかかった。 2ヶ月に亘る封鎖期間。 多くの人たちが先の見えないこの期間をじっと自宅で耐え続けた。 正しい情報を得ることが、いかに大切であるか、正し…

アンの青春 再読

久しぶりにモンゴメリの『アンの青春』を再読した。 この年齢になっても、やはり良い。 アンがクイーン学院を卒業し、アヴォンリーに戻って教師として働きながら過ごす2年間を描いている。16~18歳の2年間。 5年間も仲違いしたままだったギルバートとも和解し…

武漢日記を読みながら-2

今、3月18日、封鎖から56日目を読んでいる。2ヶ月近くも封鎖が続いている。 感染者の数は減り、武漢の人々は封鎖解除を待っている。 多くの人が誰か親しい人や家族を亡くし、存分に悲しんだり、別れを告げたりすることもままならない中で、封鎖解除を待って…

武漢日記を読みながら

中国の作家、方方の『武漢日記』をひと月くらいかけて読んでいる。 日記だからか、どうも一気読みというリズムにならない。時間がかかる。 武漢封鎖からの日々を粛々と記録し続けた60代の作家の日記は、客観的でありながら、個人的な視点や思いも十分に伝え…