ていねいに暮らしたい 『丁寧に暮らしている暇はないけれど』
『丁寧に暮らしている暇はないけれど』 一田憲子
結婚して10年以上経つけれど、家事はあまり得意でないまま。得意でないままというより、苦手なままだ。
手先が不器用で、物を作ること全般が苦手だし、色彩感覚が悪いので家具やカーテン、絨毯を選ぶのも苦手。
なのだけど、私は学生の頃から、暮らしに関するエッセイが大好きで、独身の頃からよく買って読んでいた。
写真がきれいで字が多目の本が良い。
料理も苦手なくせに、食いしん坊なのか料理エッセイも好きだ。
読んで、少しでも身に付いていたら良いのだけれど。
丁寧に暮らす、をテーマにした本が多いけど、この本はタイトルから『丁寧に暮らしている暇はないけれど』。
そう、本音はこれだよね。
仕事してると、そんな暇はなかなか無いし、第一体がついていかない。
読んでみると、タイトルを裏切らない内容で、「こんな手抜きのしかたがあったのか!」と目から鱗が落ちたり。
逆に、ここでちょっと手をかけておけば、楽できるのか、ということも。
今は仕事をしてないけれど、近いうちにまたフルタイム勤務を始める予定。丁寧に暮らしている暇は多分無くなるけれど、気持ちよく生活できて、本を読む時間を確保する方法を考えなきゃ。