読書日記と日々のあれこれ

読んだ本の記録と紹介です。たまに映画も。

国家が破産する日 映画

最初から最後まで緊迫しっぱなし。国が破産するその日まで、まさかそんなことが起こるはずないと信じていた人は、どれ程多かった

だろう。

ニュースや新聞でしきりに景気の良さを謳っていても、景気が悪いことは生活していれば肌で感じるはずで、何も気づかなかったという人はあまりいなかったと思う。

けれども、国家経済が破綻するとまで考えた国民はそう多くなかったと思うのだ。いや、そんなこと信じていなかったのではないか。国が破産するなんて。

 

それは私たちも同様で、自分の知識や想像力を越えた事態を予測できない。こんな借金だらけの国に生きていてさえ。予測できたとしても、「まさか」の一言で、都合の良いシナリオを信じる。国が、政府が何とかするはず.....。

 

からしっかりと目を覚ましていなければならない。自分で見て聞いて考えなければならない。家庭も会社も国も、平和だって環境だって、ある日突然崩壊するわけではない。前兆は必ずあって、長い時間をかけて少しずつ綻び、そしてある日ようやく表に出るのだ。

その前兆の綻びを見逃したくない。