相変わらずの日々
生きているうちに「パンデミック」が起こるとは、あまり想像していなかった。
小説の中で、あるいは映画の中で、過去の歴史の中で起こっていることであって、
自分の人生や生活にこんな風にこんな出来事が起こるなんて。
「過去にあったことは、これからも起こりうる」という言葉を学生時代に聞いて、
そのことをいつも頭の片隅に置いてあるつもりだったのに、パンデミックの最中に
あって驚いている。
幸いにも、まだ感染していないし、身内や友人からもそういう話は聞いていない。
けれども、どこかで起こっていること、ではなくて、いつ私の身に起きてもおかしくないこと、油断できない状況なのだという意識は持っていなければならないし、
自分にできる予防策は常に取っておかなければ。
家族や友人に会えない日々が続いている。不満がたまることもあるし、知らず知らずのうちに、ストレスを感じて疲れている日もある。
身内のいない土地で、友人もいなくて、いざというとき頼れる人がほとんどいないのは
何となく不安だけれど、海外から来ている友人たちを見ていたら、私の不満なんて
何とでもなる小さなことだと思わされる。
まだしばらく、この状況が続くだろうけど、こうして日記なんかをつけて、将来見返せるようにしておこうかなと急に思った。
うまく書こうとか、だれかに見てもらおうとか、そういうんじゃなくて、いつか自分で見るために。